くもんが毎年発表している「くもんのすいせん図書」
乳児から小学生まで難易度別におすすめの絵本・図書がまとめられています。
3歳までに1万冊読み聞かせたい絵本。大人は選ぶだけでも大変ですよね。図書館で眺めて選ぶ体験も大切ですが、手軽に一覧表に沿って選ぶのもおすすめ。
くもんすいせん図書とは?くもんすいせん図書がおすすめ理由はコチラをご覧ください。
くもんすいせん図書の中でも、1歳・2歳向けの【4A】を一覧&一言感想付きでお届けします。
くもんの推薦図書【4A】
2020年度版「くもんすいせん図書一覧表」に基づいてご紹介します。
くもんすいせん図書の一覧表はくもん公式HPで印刷できます。
【4A】は1歳、2歳向けの絵本です。
ねずみくんのチョッキ
著者:なおかえよしを 絵:上野紀子
出版:ポプラ社
ロングセラーの絵本。自分が小さいころに読んだという方も多いのではないでしょうか。
お母さんにもらった大切なチョッキ、大きな動物さんたちが「ちょっと貸して」と。チョッキはどうなってしまうのでしょう。
ねずみ君の表情に注目すると、ねずみくんの気持ちがよく伝わります。
あかいふうせん
著者:マリ
出版:ぽるぷ出版
文字のない絵本です。赤い風船が赤い蝶々になって、最後は赤い傘に。綺麗なタッチの絵本です。シンボルの赤以外は、モノクロです。
かさ
著者:太田大八
出版:文研出版
文字のない絵本です。赤い傘をさした女の子がお父さんを駅まで迎えに行くストーリー。シンボルの赤以外は、モノクロです。
はるにれ
写真:姉崎一馬
出版:福音館書店
写真だけの絵本。文字はありません。
最初から最後まで1本の木が写されています。四季折々、時間も様々、広い野原にぽつんと立った1本の大きな木。
文字のない絵本はストーリーをつけてよんでみることもありますが、この絵本はただ眺めてほしい。感じるものがあるはずです。
大人にもおすすめしたい1冊。
あいうえおの本
著者:安野光雅
出版:福音館書店
「あ」から50音順に見開き1ページでその文字に関する絵が描かれています。
「蚊取り線香」「おめん」「ケン玉」「へのへのもへじ」など日本の昔懐かしいものばかり。大きく描かれた1文字を囲む繊細な模様をよくみてみると、そこにもそのページの文字に関する小さなものたちが…!
末尾に答えが載っていますが、大人でも探すのが難しいくらい。幅広い年齢におすすめしたい絵本。
るるるるる
著者:五味太郎
出版:偕成社
飛行機のエンジン音が「るるるるる」と表現されている。
空を飛んで雲の中に入って、夜になって他の飛行機と出会って…と飛行機が飛ぶ様子を音で読み進める本。
音の大小、アクセントをつけるなど読み手の表現力が問われますが、その分楽しみ方の幅がある絵本。
いいおかお
著者:松谷みよ子 絵:瀬川康男
出版:童心社
松谷みよ子さんの絵本。ふうちゃん、ねこ、いぬ、ぞうがみんな「いいおかお」していく。皆さんのお子さんはどんな「いいおかお」しますか?
この本を読んで息子の「いいおかお」を思い浮かべました。ちょっぴり変なおかおなのですが、「いいおかお」なのです。
わたしほんがよめるの
著者:ブルーナ 訳:まつおかきょうこ
出版:福音館書店
ブルーナの絵本。
でんしゃ
著者:バートン
出版:金の星社
バートンの独特な雰囲気の絵。文字は少な目ですが、ページ数が多い。電車好きにおすすめ。
とりかえっこ
著者:さとうわきこ 絵:二俣英五郎
出版:ポプラ社
「ぴよぴよ」と鳴くひよこが出会う動物たちと鳴き声をとりかえっこする話。ひよこが「ちゅう」と鳴いたら次は「ぶうぶう」今度は「けろ」
脳が活性化されそうです。
ぶたたぬききつねねこ
著者:馬場のぼる
出版:こぐま社
しりとりの絵本。ストーリーはなく、ひたすらしりとりが続く。
言葉が少し出てきた頃に、「次はなにかな?」と子供に問いかけながらめくってみると面白そう。
ロージーのおさんぽ
著者:ハッチンス 訳:わたなべしげお
出版:偕成社
文だけでなく、絵にしっかりと注目して読んでほしい絵本。文字だけだと、めんどりのロージーがただ散歩しているだけなのですが、実は後ろから猫がロージーを狙っている。襲い掛かろうとするのにいつも失敗してしまう。
ロージーは猫に気づいているのかいないのか。くすっと笑ってしまうユーモラスのある絵本。
どんどこももんちゃん
著者:とよたかずひこ
出版:童心社
ももんちゃんが「どんどこどんどこ」急いで走っています。端を渡り、山を登り、クマさんの通せんぼを突破して…。
「どんどこどんどこ」「どん!」「ど、ど、どどどどどど」「どち!」音が面白く、子供ウケします。4Aですが、0歳からおすすめ。
なつのあさ
著者:谷内こうた
出版:至光社
ある夏のあさ、男の子が自転車にのって大好きな汽車を見に行くストーリー。
短い言葉、でも、とても美しく心に響く言葉が綴られています。
文と絵がとても素晴らしく、ほっこりとする絵本。きっと子供の心にも何か響いているはず。
あくび
著者:中川ひろたか 絵:飯野和好
出版:文溪堂
はじめにカバくんがしたあくび、それを見た動物たちにドンドンあくびが移る。最後はパパ、ママ、ぼくにあくびが移って…。
ダイナミックな絵で面白い。読んでいるだけであくびが出て眠くなります。
お休み前の読み聞かせルーティンにおすすめ。
1,2,3どうぶつえんへ
著者:エリックカール
出版:偕成社
エリックカールの絵本。文字はなし。数字が学べる。
わにさんどきってゃいしゃさんどきっ
著者:五味太郎
出版:偕成社
歯の治療をするのが怖いワニさんと、ワニさんの治療をするのが怖い歯医者さん。
「どきっ」「どうしよう…」「こわいなぁ」と違う事を意図しているけど、お互い同じ言葉を考えています。
最初から最後まで同じセリフが2回繰り返されます。ワニさんと歯医者さん、それぞれの気持ちを考えながら読むと面白い。
タンタンのぼうし
著者:いわむらかずお
出版:偕成社
でんぐりでんぐり
著者:くろいけん
出版:あかね書房
男の子が主人公なので子供が自分のように感じてくれるかも。でんぐりかえりをしたくなったら、よんでみて。
いたずらこねこ
著者:クック 絵:シャーリップ
出版:あかね書房
4Aの中では文字数がかなり多いです。2歳の息子には早かったかなという印象です。
いたいいたいはとんでいけ
著者:松谷みよ子 絵:佐野洋子
出版:偕成社
みんなが知っている「痛いの痛いのとんでいけ」
飛んで行った「痛いの痛いの」はどうなっちゃうのかな?考えたこともなかったのですが、「そういう考えもあるのだな!」と思った絵本。
子供は日々こんな疑問を感じているのかもしれません。「ママ、痛いの痛いのはどこへいっちゃったの?」
きょうはみんなでクマがりだ
再話:ローゼン 絵:オクセンバリー
出版:評論社
英語の遊び歌がもとになっている絵本。歌が元になっているだけあり、リズムカルな文章です。
全体の文字数は多いのですが、同じフレーズの言葉が続くのでテンポよくサクサクと読めます。
白黒のページとカラーのページが交互に続き、メリハリをつけて読み進めると楽しい。
はなをくんくん
著者:クラウス 絵:シーモント
出版:福音館書店
冬眠から目覚めた動物たちが、はなをくんくん、あれ?動物たちが何かに引き寄せられて集まります。その先には一輪の花。
最後の一輪の花以外はすべてモノクロで、最後の花を引き立てています。
細い線で描かれた繊細な絵が美しく、眠っている動物、まだ寝ぼけている動物、においを嗅ぎつけた動物、花を見つけた時の動物、それぞれの表情に注目です。
文と絵が美しく、読むと自分たちも絵本の世界に入ってはなをくんくん、良いにおいを感じられそうです。
ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ
著者:ブラウン・坪井郁美 絵:林明子
出版:ペンギン社
ぶんぶんぶるるん
著者:バートン 訳:てじまゆうすけ
出版:ぽるぷ出版
「みつばち ちくりと おうしをさした おうしはびっくりはねまわる おかげでめうしはごきげんななめ…(『ぶんぶんぶるるん』より)」
ミツバチのチクリから始まり、次から次へと八つ当たり、いつのまにか話が初めに戻って、またミツバチがチクリと牡牛を刺します。
ユーモアがあって面白い絵本。
ちょっといれて
著者:さとうわきこ
出版:偕成社
いいよおばあちゃんが木陰で本を読んでいると、うさぎがやってきて「ちょっといれて」と。いいよおばあちゃんが「いいよ」といったところ、動物たちが次々とやってきて木陰は満員。最後はどうなってしまうのかな?
こちらもユーモアがあって面白い絵本。
うみだーいすき
著者:いもとようこ
出版:金の星社
子猫ちゃんが、パパママ、友達と海へ遊びに行くストーリー。珍しく、すべて「会話文」のみの絵本です。
声の大きさ(小さなカエルの声は小さい、遠くにいるともっと小さい)が文字の大きさに反映されている。また、びっくりするシーンでは文字がナナメになっているなどひとひねり。
まいごになったぞう
著者:てらむらてるお 絵:むらかみつとむ
出版:偕成社
あかちゃんゾウが迷子になってお母さんを探す話。まだ赤ちゃんなので「あばば うぶー。」しか話せません。怖いワニやゾウを食べたいライオンも、その可愛さについついやられてしまいます。
最後はお母さんのもとへ。ほっこりするお話。
あかんべノンタン
著者:キヨノサチコ
出版:偕成社
さよならさんかく
著者:わかやまけん
出版:こぐま社
形と色を学べる絵本。「しかくはなあに しかくはなあに しかくはとうふ とうふはしろい しろいはなあに しろいはなあに…」と色形から連想していくストーリー。
はっきりした色遣いとハッキリした線の形がわかりやすい。
絵本を読んだら次はお子さんに「しろいはなあに?」と聞いてみても良いですね。
かばくん
著者:岸田衿子 絵:中谷千代子
出版:福音館書店
動物園のかばくんの1日を描いた絵本。独特な言いまわしの文章が面白く、リズムカルに読める。
おおきいトンとちいさいポン
著者:いわむらかずお
出版:偕成社
背高のっぽのトンと小さなポン。
「おおきいのはいいなぁ」「ちいさいのはいいなぁ」「おおきいほうがいいにきまってる」「ちいさいほうがいいにきまってる」お互い譲りません。
でも大きくないとできないことがあったり、小さくないとできないことがあったり。
最後は「ちいさいのもいいね」「おおきいのもいいね」みんな違っていいんだ。学びのある絵本です。
ふしぎなたまご
著者:ブルーナ 訳:いしいももこ
出版:福音館書店
ブルーナの絵本。
うんちがぽとん
著者:フランケル 訳:さくまゆみこ
出版:アリス館
さつまのおいも
著者:中川ひろたか 絵:村上康成
出版:童心社
土の中にいるさつまいもたち。土の中にいるけど、お風呂に入ったり、トイレをしたり、運動したり…。最後は、子供たちと綱引きをして…??ちょっとユーモラスのある絵本。
へびくんのおさんぽ
著者:いとうひろし
出版:すずき出版
へびくんが散歩中に見つけた大きな水たまり。渡れなくて困っているアリさんのために橋になってあげたへびくん。すると次々と動物がやってきてへびくんの橋を渡っていく。最後はゾウさん!!
へびくんの表情に注目しながら読むと面白い。文字がデザインとして絵と調和していて素敵です。
とうさんまいご
著者:五味太郎
出版:偕成社
お買い物中、お父さんがいなくなってしまいます。お父さんかな?あれ違った。最後は、ちゃんと会えますよ。
へんしんトンネル
著者:あきやまただし
出版:金の星社
不思議なトンネル。かっぱが通ると馬に、時計が通ると毛糸に変身!
「かっぱかっぱかっぱ…」ページをめくると「…ぱかっぱかっぱかっ」と変身するのです。音がとっても面白い絵本。
でんしゃにのって
著者:とよたかずひこ
出版:アリス館
うららちゃんが電車に乗って、おばあちゃんに会いに行きます。電車には次々と動物たちが乗車してきて…。
乗り物絵本の導入におすすめ。
かばくんのふね
著者:岸田衿子 絵:中谷千代子
出版:福音館書店
「かばくん」シリーズの絵本。
1歳からのうさこちゃんの絵本セット1
著者:ブルーナ 訳:いしいももこ
出版:福音館書店
おとうさんだいすき
著者:司修
出版:文研出版
動物の子供たちが集まって、それぞれ自分のお父さんの自慢をしています。くまのお父さんだけは何も運転していない。
くまがお父さんに聞いてみると「お父さんは地球の運転手だよ」と。
地球の運転手ってなんのことだろう。帯を見てみると「私たちが住んでいる大切な地球を、破壊しないように、また戦争もなく仲良く運転する方法を考えているのだ」と!
一読ではそこまで考えられませんでしたが、とても深い絵本。
おんぶおばけ
著者:松谷みよ子 絵:ひらやまえいぞう
出版:童心社
ぽとんぽとんはなんのおと
著者:神沢利子 絵:平山英三
出版:福音館書店
くまの親子が冬眠中。お外の世界から、いろんな音が聞こえてくる。お母さん、何の音?子供たちが次々と尋ねます。
読みながら子供とじっと耳を傾けてみたい絵本。
おでかけのまえに
著者:筒井頼子 絵:林明子
出版:福音館書店
お父さん、お母さんとおでかけするあやこちゃん。お弁当をつめてみたり、お父さんの荷物を整理してみたり…一生懸命お手伝いするけど失敗してしまう。
個人的に失敗してもお手伝いしてくれるのは大切だと思っているので「もうお手伝いはけっこうよ」のセリフは読めなかった…。
あかたろうの1・2・3の3・4・5
著者:きたやまようこ
出版:偕成社
赤オニのあかたろう。帰宅したらお母さんがいない!おばあちゃんに電話するとお買い物してから買えるみたい。…八百屋さん、魚屋さん、お母さんがいったところに次々と電話をかけてみる。
最後は買ってきたものを一緒に見て…今日の晩御飯何かな?
おやすみなさいのほん
著者:ブラウン 絵:シャロー
出版:福音館書店
おまたせクッキー
著者:ハッチンス 訳:乾侑美子
出版:偕成社
くまさんくまさん
著者:なかがわりえこ 絵:やまわきゆりこ
出版:福音館書店
とこちゃんはどこ
著者:松岡享子 絵:加古里子
出版:福音館書店
とこちゃんは、いつもとことこ走り出してどこかにいってしまう。ウォーリーを探せ!のイメージの絵本。たくさんいる中からとこちゃんを探せるかな?
文字が結構多いので、探すシーンだけ楽しむのも良い。
1歳2歳におすすめのくもんすいせん図書
1歳・2歳におすすめのくもんすいせん図書4Aについてご紹介しました。
いかがでしたか?リストに沿って読んでみると、普段出会わないような絵本と出会え、新たな発見があることも。
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