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まついのりこさん「じゃあじゃあびりびり」がファーストブックとして愛される理由

ファーストブックとして長年人気を集めてきた、まついのりこさんの「じゃあじゃあびりびり」

まりー
生後3~4か月検診でのブックスタートでいただいてから、愛読しています。

1983年に発売されてから、もうすぐ40年になります。なぜこんなに長く愛されてきたのか。その秘密を探ってみました。

0歳|赤ちゃんが夢中になる仕掛け満載

「じゃあじゃあびりびり」は、鮮やかな色遣いの絵でまだ視力の弱い生まれたばかりの赤ちゃんでも認識しやすい。絵本も手のひらサイズで赤ちゃんの視野に合わせたサイズ。

また、「ぶーぶー」「じゃあじゃあ」「びりびり」といった赤ちゃんが面白いと感じる「擬音」が魅力です。

なんと、我が息子は、「じゃあじゃあびりびり」を読んで、生まれて初めて「ケラケラ」と声をたてて笑ったのです…!

まりー
大人にとっては、コレで笑うの?と思ってしまいがちですが、赤ちゃんにとっては不思議な魅力があるのですね。

息子が「ケラケラ」と笑った時点で、「この絵本すごい!」と思ったわけですが、本当にすごいのはこの後わかるのでした。

1歳|発語を促す

「じゃあじゃあびりびり」は「みず じゃあじゃあ」や「かみ びりびり」「そうじき ぶいーんぶいーん」など、短くて発音しやすい音が多い。

1歳前後から、1語・2語と言葉を少しずつ話し始めるようになる赤ちゃん。

絵本を読み聞かせていると、段々親が話す言葉をまねしていってくれるようになります。

言わずもがな、我が息子も「じゃあじゃあびりびり」に発語のお世話になりました。

「じゃあじゃあびりびり」には、息子が大好きな踏切も登場します。(といいますか、踏切との出会いが「じゃあじゃあびりびり」でした)

「ふみきり かんかんかんかん」のページが大好きで、自分で「じゃあじゃあびりびり」を絵本棚から引っ張り出しては「カンカンカンカン」と言うように。

なんと「カ」の発音ができたのは、これがはじめて。

まりー

我が家は「ママ」呼びではなく、生まれた時から「お母さん」呼びに統一していたのですが、踏切の「カンカンカンカン」を言えるようになった直後、私のことを「かーか」と呼びだしました!!

感動しました。

 

2歳|暗唱の練習に最適

絵本は暗唱の練習にも最適。

息子と通っているEQWELチャイルドアカデミーでも暗唱が勧められています。まずは「俳句」それから「童謡」の暗唱がおすすめなんだとか。

絵を見ている以上、厳密には暗唱と言えないかもしれませんが、1歳の息子が踏切のページを開いて「カンカンカンカン」と言っている姿をみて、「これって暗唱じゃない!?」と。

まりー
まだ文字が読めない幼児が、絵を見て文字を連想させ、言葉を発する。これって立派な暗唱の第一歩ですよね。

俳句や童謡など本格的な暗唱をする練習になりそうです。

 

3歳|文字を読む教材として

言葉を話せるようになったら、次の段階は「文字を読む」ことですね。

「じゃあじゃあびりびり」は、文字の量がすくなく、ひらがなを覚えるのにも最適なのです。

特に文字を覚える段階にきているということは、すでにそのページに書いてある言葉を覚えているということでしょう。

きっと、踏切のページを開いて「カンカンカンカン」と言っているうちに「か」と「ん」という文字を自然と習得してしまうはず。

文字を覚える幼児期には、すでにもっと難しい絵本を読んでいると思いますが、「じゃあじゃあびりびり」のように0歳から親しんできた絵本はぜひ大切に普段の絵本棚に置いておいてほしいものです。

まりー
年齢にあった読み聞かせ用の絵本では、文字を覚えるのはちょっと難しい。0歳向けの文字が少ない簡単な絵本なら、文字を覚えるのにぴったりです。

この年齢になって改めて0歳の絵本を導入するというのも本人の抵抗があるかもしれません。0歳から親しんできた絵本なら、楽しんで読んでくれるはず。

「じゃあじゃあびりびり」の他に「だるまさんシリーズ」も文字を覚えるのにとてもおすすめ。とくに「だるまさんの」は「め」や「て」、「は」など一文字で表現できる体の部位が登場し、ひらがなも大きい。

コチラも読んでいるうちに自然と文字を覚えてしまうことでしょう。

有名になったきっかけはブックスタート事業

1983年に発売された「じゃあじゃあびりびり」が有名になったのは2011年に始まったブックスタート事業がきっかけです。

全国の自治体が実施している絵本の普及活動で、親子に絵本を手渡してくれます。

この「ブックスタート」に選ばれたことがきっかけで、「じゃあじゃあびりびり」がより多くの人の目に触れるようになり、同時に「ファーストブック」としての地位を確立しました。

まりー
最後に「じゃあじゃあびりびり」と同様に「ブックスタート」で配布されることの多い0歳におすすめの絵本をご紹介します。

がたんごとんがたんごとん

がたんごとんがたんごとん
created by Rinker

客席が空っぽの電車が走ってきます。「のせてくださーい」というと哺乳瓶やコップやスプーンたちが順番に乗車していきます。

文字は「がたんごとん」と「のせてくださーい」だけ。繰り返し登場する「がたんごとん」という擬音語が赤ちゃんの心をくすぐってくれるはず。

バナナです

「バナナです」という言葉がひたすら繰り返されます。バナナが木になり、食べごろになり、一つ取って、剥いて、食べるまでが1ページずつ展開されます。

我が家は2歳過ぎてからこの絵本を手に取りましたが、バナナ好きの息子は大喜び。「バナナです」と一緒に言ってくれましたよ。

くもんすいせん図書にも選ばれています。

くもん推薦図書については<絵本選びに迷ったらくもんすいせん図書がおすすめ>をご覧ください。

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ぴょーん

珍しく縦にひらく絵本。「かえるが」ページをめくると「ぴょーん」とジャンプ。

絵本を読み進めると赤ちゃんの視線が下から上に移動し、釘付けになっていくでしょう。

少し大きくなったら、一緒にジャンプを楽しんでくれますよ。

まとめ|「じゃあじゃあびりびり」が愛される理由

「じゃあじゃあびりびり」についてご紹介しました。

まりー
0歳向けの優しい絵本と侮るなかれ、奥が深くて長く活躍してくれる絵本です。

ぜひ1家に1冊、絵本棚においてみてください。

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