引っ越しシーズンになりました。引っ越しするとなると、迷うのが所有エアコンの引っ越しをどうするかです。

我が家が引っ越しする際に、調べたエアコン引っ越しのメリット・デメリット、取得したエアコン移設工事の見積もり金額をご紹介します。
エアコンは買いなおした方が安い?エアコン引っ越しのトラブルとは?
引っ越しするとなったら、困るのが所有エアコンをどうするべきか、です。


エアコンの引っ越しで考えられるトラブルはこちら↓
トラブル例
- 引っ越し先でエアコン配管の長さが足りず新設することになった→追加工事費!
- ガスが抜けて冷えなくなった→追加工事費!
- 中古エアコンの設置は補償外の場合もある!!
配管の長さが足りず新設工事
引越前と引越先ではエアコンを設置する場所の条件が異なります。
引っ越し前の方がエアコン本体と室外機が離れていて配管に余裕がある場合は良いのですが、そうではない場合は、配管を新設することになります。(配管に余裕があっても既設配管が古くて使用できない場合は新設になります)

業者にもよりますが、配管新設は1mあたり2,000円から3,000円ほど。例えば、今までエアコン室内機のすぐ外の壁に室外機を設置していたものを、エアコン室内機3階・室外機1階に設置する場合、3階→1階のおおよそ7~9mほどの配管を新設することになりますので、14,000円~27,000円程の追加料金がかかることになります。

ガスが抜けてしまい、補填工事
中古エアコンを移設すると、取り外しから取り付けまでの工程で、ガスが抜けてしまうこともあるんです。
特に年数のたった中古エアコンだとそのリスクが大きくなります。
ガスが抜けてしまった場合、エアコンとして全く使い物にならなくなりますので、もちろんガス補填が必要です。
業者にもよりますが、ガス補填はおおよそ15,000円~20,000円程。

中古エアコンの取り付けは補償外の場合も多い
ガス抜けのように中古エアコンの取り付けはトラブルが多いので、業者によっては「中古エアコンの取り付けは補償外とさせていただきます」の注意書きも…!
何万円もかけて取り付けしたのに使えなかった…となってはショックですよね。
【見積金額公開】エアコン引っ越しの見積金額は?
中古エアコンの取り付けはリスクもあるものの、やはり使えるものは持っていきたいですよね。
我が家も所有エアコンを引っ越しするにあたり、見積取得したので公開させていただきます。
引越前→引越後の設置条件
引っ越し前後のエアコン設置条件はこちら
引っ越し前
- アパート3階
- 室外機はサービスバルコニー
- 室外機置場真下は坂道のため梯子をかけられない(危険カ所)
- 3年使用(比較的新しい)
引っ越し先はこちら
引っ越し先
- マンション3階
- 室外機はエアコン設置部屋の真下の1階
- 隠ぺい配管
- 近距離引っ越し(同じ業者に脱着を依頼できる距離)
我が家の場合、高くなりやすい、
- 高所作業(サービスバルコニー)
- 隠ぺい配管
という条件が入っていたのです…!
引っ越し業者の見積金額
引っ越し業者にもエアコンの設置を依頼することができます。
見積時に確認したところ、
サカイ引越センターでは脱着10,000円/1台、アート引越センターでは脱着15,000円/1台と言われました。
ただし、追加工事費は別途、詳細は見積時にはお聞きできませんでしたが、当日の状況により変動するようです。

※事前に下見調査を依頼し、追加費用まで見積してもらうことも可能な引っ越し業者もあるようです。
くらしのマーケットでの見積金額
引っ越し業者も提携の電気工事業者に外注するため、直接業者に依頼した方が安いのでは!?と電気工事業者に見積依頼しました。
依頼したのは、くらしのマーケットで探した近隣の電気工事業者さん。
3社ほど依頼した見積金額がコチラ↓↓
A社の見積金額
合計 70,100円
<内訳>
・取り外し費 11,000円
・危険作業費 33,000円
・輸送費 5,500円
・取り付け工事費 15,400円
・隠ぺい配管工事費 8,800円
・断熱処理費 4,400円
B社の見積金額
合計37,900円
<内訳>
・取付基本工事費 10,900円
・取外費 5,000円
・移設費 4,000円
・3階1階梯子作業 10,000円
・隠ぺい配管取付費 8,000円
C社の見積金額
合計29,700円
<内訳>
・既存機取り外し 3,300円
・サービスバルコニー作業費 2,200円
・移動運搬費 5,500円
・標準設置工事費 13,200円
・隠ぺい配管接続費 5,500円
内訳内容が異なりますが、こちらの現状を写真と文章で伝えたので内容は同じです。
当然ですが、見積もり段階では引っ越し業者よりも高いですね。業者により見積金額は大きく違いがありました。
エアコンは引っ越しするべきか?
エアコン引っ越しの見積金額を公開させていただきましたが、安いと感じるか、高いと感じるかは人それぞれでしょう。
私見ですが、エアコン引っ越しするべきかどうかポイントをまとめました。
特別工事なし・5年以内だったら引っ越しでもOK!
- 現在使用しているエアコンが5年以内の新しいエアコン
- 特別工事ほぼなし(室外機と室内機置き場が離れておらず、1階など)
であれば、新規エアコンを設置するよりもだいぶ安く設置できることが多いですので、エアコンも引っ越ししても良いかなと思います。
追加工事あり・5年以上経過したエアコンは新規購入がおすすめ
- エアコンを購入して5年が経過している
- 引っ越し前後のエアコン設置に特別料金がかかる可能性が高い(室外機置場をチェック!)
のであれば、エアコンを引っ越しせずに新規で購入した方が安くなるケースもあります。
エアコンを引っ越ししない場合、現在のエアコンを取り外す作業は必要ですので、取り外し作業の費用はきちんとチェックしておきましょう。
※大家さんと交渉してエアコンを置いていくのがベストです。
10年以上経過しているエアコンは絶対に買い替えるべき!
もし引っ越しを検討しているエアコンが使用歴10年以上の場合は、買い替えをおすすめします。
エアコンは年々新しい製品がでていますし、古いエアコンほど電気代がかかります。10年経過しているエアコンを引っ越しする場合、配管はすべて新設・ガスチャージが必須となるケースが多いので、引っ越し費用を払うくらいならば新しく購入してしまった方が確実に良いです。
引っ越し業者の見積は追加工事費が怖い!

エアコンの引っ越しを決定した場合、次に検討するのがどこの業者に依頼するべきかですね。
まずは引っ越し業者の見積もとりつつ、自分で工事業者の見積を取得することをおすすめします。
引っ越し業者は提携業者に依頼しているので、当然間にマージンがかかっています。両方の見積を取得して納得のいく方に依頼した方が良いです。
特に引っ越し業者の場合、追加工事費が不透明であることが多いので、自分で見積取得する場合は、追加費用の可能性もしっかりチェックしてくださいね。
近所の電気工事業者がわからない場合は、くらしのマーケットなどのマッチングサービスで業者を探すことをおすすめします。
賃貸ではエアコン以外の選択も検討しよう
ちなみに我が家は、悩んだ末にエアコンを引っ越しすることに決めました。
理由!
- 近距離引っ越しのため、取外しと取り付けを同じ業者に依頼することができ、見積金額を安価に抑えることができた。
- 引っ越し先は通常高額工事となるケースが多い「隠ぺい配管」だったが、新築だったので配管が新しくリスクが低いと聞いた。
- エアコンを新規購入するよりも、大幅に安価な見積が取得できた。
- 評判の良い業者から安価な見積を取得できた。
中古エアコン引っ越しによるリスクなどと天秤にかけた結果、今回、我が家ではエアコンの引っ越しを決めましたが、エアコンを処分して「窓用エアコン」を設置することも検討していました。
窓用エアコンは工事費もかからず簡単に設置できますので、賃貸の方は検討してみてくださいね。